流れに逆らわず自分らしく生きようと心がけています


by mihohakamata
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ハートに響く詩

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「生命は」      吉野弘

生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする

生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?

花が咲いている
すぐ近くまで
虻(あぶ)の姿をした他者が
光をまとって飛んできている

私も  あるとき
誰かのための虻(あぶ)だったろう

あなたも  あるとき
私のための風だったかもしれない


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Commented by nature21-plus at 2013-04-07 17:42
おなじこと…かな。。

わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈は失はれ)

賢治の「春と修羅」の序の冒頭なのだけど。。
Commented by mihohakamata at 2013-04-09 09:34
こういう気持ちでものごとを見るって大切なことですね。
気付かないところでお互いに支えあってる。
感謝です。
by mihohakamata | 2013-02-14 07:04 | 父の集めた言葉 / 詩 | Comments(2)