3匹のカエル
2013年 04月 20日
自家製バターを見た父がすかさず
こんなお話をしてくれました。
イソップ物語からのようです。
3匹の蛙が大きな牛乳の桶のなかに落ちてしまいました。
1匹目の蛙は、
「この桶から這い出ることはできないし、この深さでは足もつかない。
何をしてもどうせだめだ。」
と考えて、何もせずに溺れ 死にました。
2匹目のカエルは
「すべて神のお考えだ。何もしなくても結局うまくいくだろう。」
と考えて、何もしなかったので、おぼれ死にました。
3匹目の蛙は、
「これはまずいことになった。どうすればよいかわからない。」
と言いながらも、自分にできることはもがくことだけだと考えて、
ずっともがいていました。
さぁ、このカエルはどうなったでしょうか。
じつは、カエルがミルクの中でもがいているうちに、
足元にバターができたのです。
カエルはバターをよじのぼって、
ひとっ跳びして容器の外へ逃げ出す事ができました。
by mihohakamata
| 2013-04-20 07:08
| 父の集めた言葉 / 詩